東日本大震災で犠牲になられた方々のご冥福をお祈りすると共に､被災者の皆様に心からお見舞いを申し上げます｡

大変な事態になりました｡余震､原発､計画停電と八王子市内も大混乱ですが､冷静に市役所の指示に従ってください｡

八王子市の対応は市長会の中でも模範になる取り組みです｡
例えば地震当日は市内在勤の方の帰宅困難者の為､小中学校や市民ｾﾝﾀｰ等を開放し､約2000人を収容しました｡
これは昨年行った防災訓練のたまものです｡管理職以上の職員は徹夜で情報収集をし､翌日には全員が帰宅できたそうです｡
また､東北各県ではﾗｲﾌﾗｲﾝが止まり避難所になった学校でも火が使えない所が多いようですが､本市は阪神淡路大震災の教訓を活かし､小学校の給食室がﾌﾟﾛﾊﾟﾝの拠点校や､都市ｶﾞｽとﾌﾟﾛﾊﾟﾝのﾂｰｳｪｲ化も実施しています｡
電気が止まってもﾎﾟﾝﾌﾟｱｯﾌﾟできる貯水槽や､食料備蓄庫も全市民7日分以上は確保しています｡
もちろん実際に災害が起きた時にはﾏﾆｭｱﾙ通りに行かない事もあるでしょうが､大難を小難に､小難を無難にする取組みは評価してあげて下さい｡

いずれにしても自助､共助､公助の順でまずは自分の身を守る努力をしましょう｡
残念なことに義援金詐欺も起こっています｡
義援金の協力は私の事務所でも扱っていますが､公的機関等を利用することを勧めます｡
今こそ日本人の底力で困難を乗り越えましょう｡(萩生田光一)